世界で一番しあわせな食堂

日劇場にて。フィンランドの片田舎に中国からやってきた男とその息子。村の食堂に入り、男はフォントロンという名前の人を知らないかと聞いてまわるが誰も知らない。途方にくれた父子を、女店主シルカは家のはなれに泊めてやる。翌日、ポテトとソーセージくらいしかない店に中国の団体観光客が押し寄せ、男が料理を作って出したら大好評。彼は上海で自分の店を持っていた中華のシェフだった。

出てくる料理がとてもおいしそうで、出てくる人たちがとてもあったかくて、この不寛容の時代にあって人生捨てたもんじゃないと思わせてくれるおとぎ話のような愛すべき医食同源映画。主演の中華系の俳優が誰なのか全然知らなかったのですが、去年大阪アジアンでかかった(残念ながら自分はいまだ見られてません)「金都」こと「私のプリンス・エドワード」に出ていた(というよりこちらのフィンランド映画が先の)朱栢康という人でした。(ちなみに映画がとても良いだけに1つ残念なのは公式サイトにチュー・パック・ホングとあるけどホングじゃないですから。ホンですから)

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