KCIA 南山の部長たち

オンライン試写にて。朴正熙大統領暗殺事件を正面から描き、イ・ビョンホンの百想芸術大賞主演男優賞受賞や次の米アカデミー賞国際長編部門の韓国代表に選ばれるなど期待値抜群の話題作。事実にもとづくフィクション、とのことで偶然とはいえ信長殺害という歴史的事実に向かって物語が進む目下放映中の明智光秀のドラマをフト連想せしめるものもあり。それはともかく独裁者的大統領の側近中の側近である中央情報部部長がいかにして大統領を自ら撃つに至ったかというドラマのスリルと説得力はガチ。イ・ビョンホン、イ・ソンミン、クァク・ドウォンと千両役者たちのさすがの鉄板ぶりもたんのうしました。ビョンさま、おみごとです。ちなみに「大統領の理髪師」のオマージュ(と個人的には確信した)もさりげに組み込まれていて、全体がシリアスな中でそこは思わずふふっとなりました。

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