こと原題「Hors Normes」は規格外という意味（のようです）。邦題の副題は「政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話」。当初、この副題で映画の中身がすべてわかっちゃうってどーなの？！と思ったんですが、これは別に先が読めないことを楽しむタイプの作品ではないしむしろこういう映画なんだってことをストレートに示してみせることでふだん映画とあまり縁のない層もひきつけられてそれが狙いなのかもと考えてみたらこれでオッケーかなという気も。というわけで副題のとおりの作品なのですが、さすがに手慣れた作りであり、もとより実話の映画化ということもあって本当にがっつり胸に響いて、こうべを垂れる思い。ヴァンサン・カッセルとレダ・カテブの魅力にもあらためてほれぼれでした。
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