劇場にて。保守派に人気の米国FOXテレビをクビになったベテラン女性キャスターが帝王のごとく社内に君臨する美脚フェチのCEOをセクハラで訴えた実話にもとづく驚きのMe Tooドラマ。CEOの報復を恐れて誰も逆らおうとしない社風が訴訟の行く手を阻む中、当時まだ大統領候補だったトランプとその支持者たちから執拗な攻撃を受けてきた看板キャスターは自身がかつてCEOから受けたセクハラを公にすべきかどうか逡巡する。。。生き馬の目を抜くような出世競争を勝ち抜きたい女性社員のことごとくアンドロイドのような容貌や自己アピールに余念がないのが鳥肌モノ。特殊メイクが話題のシャリーズ・セロンをはじめニコール・キッドマン、マーゴット・ロビーの３大主役がそれぞれ抜群の存在感で、TV界（に限らずか？）のこれほどゲスな内情を見せられるとザマーミロ感とグッタリ感があいまって戦いはまだ終わらないという心持ちにもなりつつしかしなんといってもこういう映画を正面切って作ってみせるシャリーズ姐さんはさすがフュリオサだしハリウッド（韓国映画とかもそうですが）のタフさはやっぱり羨ましい。
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